弁護士(広島弁護士会所属)の仲田誠一です。
昨晩,事務所から帰るときには,雪がかなり降っていました。明日はもっと積もるかなと思っていたのですが,すぐ雪は止んだみたいですね。雪を体にたくさん付けて帰ったところ,雪だるまみたいだと笑われました。少し痩せなきゃダメですね。
それにしても,日本代表サッカーはすごかったですね。韓国に続きオーストラリアにまで勝てると思いませんでした。W杯にアジア杯と,予想外の活躍を見せてくれていますね。私の見方が悲観的なのか,どうしても相手チームの方が強く見えてしまいます。韓国戦のPKは見ていられなくて,チャンネルを替えました。
代表チームの意外な活躍はうれしいものです。内閣総理大臣の意外な不活躍には困りますが・・・為替がわからないとは・・・。
ところで,みなさんは法律相談を受けたことがあるでしょうか?
受けた方はどうだったでしょう?満足できましたか?弁護士がイライラしていませんでしたか?
満足できる法律相談を受けられるかは,弁護士の資質や相性によるところも大きいのはもちろんです。
ただ,私は,法律相談は,相談者と弁護士の「共同作業」の面もあると感じています。
今回は,相談者側から見た法律相談のコツをお話しようと思います。
◆ 目的を早く伝える
弁護士の相談を受けた方は,自分が話している途中で話を遮られて,結論を先に言うように促された経験があるかもしれません。
もちろん,法律相談において,具体的な事情をおうかがいすることは重要です。
しかし,具体的事情を先に長々と話されても,相談の目的がわからないと,その中のどの事実が重要なポイントかわかりません。聞くのがだんだんしんどくなります。
先に,この法律相談で何を聞きたいのか,話の結論をお話しいただければ,それを頭において具体的事情をお伺いできます。そのほうが,効率的ですし,有効なアドバイスができます。
◆ あなたの希望を伝える
結局,相談者が何を希望しているのかわからない相談も結構多いような気がします。
あなたの希望を言っていただければ,その希望を実現するための具体的な方法を詳しくアドバイスができます。
しかし,何を希望されているかわからなければ,選択肢を提示するだけになりますし,そもそも選択がたくさんありすぎて,一般的なお話しかできないこともあります。
ぜひ,あなたがどうしたいか,ある程度はっきりさせて相談してください。そうすると,より効果的な法律相談が受けられますよ。「希望」というのは,あなたの「本音」です,もちろん法律的なことは考えなくて結構です。
◆ 時系列で作ったメモ,登場人物の図
法律的に物事を分析する際には,時間的な先後を把握することが大切になります。
法律相談に行かれる際は,ぜひ,起きたことを時系列にメモして持っていってください。簡単でも結構です。
また,登場人物の関係図をメモしていくこともお勧めします。
お話の中でいろいろな方が出てきてしまうと,登場人物の確認だけで時間を取られてしまいます。関係図のメモがあれば,スムーズにお話を聞くことができます。
それらのメモを持っていくと,効率的にお話を聞くことができ,肝心なアドバイスの方に時間がかけられます。法律相談に行ったけど,話を聞いてもらって終わってしまった,ということはなくなります。
◆ 最後に
もし法律相談に赴かれるなら,ぜひ上のことを思い出してください。
せっかくの相談ですから,具体的な,有効なアドバイスを引き出しましょう。